2025.10.29

飲食店向けおすすめ業務用浄水器のモデル比較表(メリットやコスパの比較と選び方)

レストランやカフェなどの飲食店における水質管理は、料理の味や安全性、食材の鮮度保持に直結します。

近年では水源におけるPFASやマイクロプラスチックといった有害物質の混入、老朽化した配管から溶出する鉛やアスベストといった不純物が課題となっており、水道水からこれらの物質を100%取り除くことができる浄水器の導入が強く求められています。

飲食店における業務用浄水器は、提供する食事やドリンクの品質の向上はもちろん、店舗の衛生管理、お客様のリピート率向上などにも大きく寄与します。そこで今回のお水ブログでは、業務用浄水器の選定基準や導入メリット、実際の導入事例などをわかりやすく解説します。

食事の品質にこだわる飲食店が浄水器を必要とする理由とは?

水道水には不純物が多く含まれるため、そのまま料理に使用すると品質を損なう恐れがあります。

飲食店向けの業務用浄水器を導入することで、料理の味、香り、食材の鮮度、安全性などを守り、リスクを低減することができます。店舗の衛生管理や顧客満足度の向上にも貢献するでしょう。

飲食店向け浄水器の必要性1.水質が出汁・スープの味を左右する

業務用浄水器を導入すると、たとえば出汁を取る際にも、水道水に含まれる微細な不純物をしっかり除去できるため、グルタミン酸やイノシン酸などの旨味成分がより深く抽出されるようになります。

その結果、雑味やエグみのない澄んだ出汁ができ、時間が経っても香りや味わいが損なわれにくくなるでしょう。仕込み後も安定した品質の料理を提供できるため、全体の完成度が大きく向上します。

飲食店向け浄水器の必要性2.ご飯がふっくらとし風味が向上する

浄水で米を炊くと、米の吸水が格段に良くなり、炊き上がりがふっくらと仕上がるようになります。

たとえばマルチピュアを導入しているミシュラン一つ星の寿司店では、米一粒一粒に均等に水分が行き渡った、ツヤと甘みが際立つ格別なお寿司をご提供なさっています。

水道水に含まれる最多104種類の有害物質を約99%除去できるマルチピュアの浄水を使えば、時間が経っても黄ばみや臭みが出にくく、お米の白さと香りが長持ちします。こうした効果は、和食など米の品質が味の決め手となる店舗では特に大きなメリットとなるでしょう。

飲食店向け浄水器の必要性3.ラーメンや蕎麦など麺類のコシと香りを引き出せる

水道水から浄水に変えるだけで麺類の品質は飛躍的に向上します。たとえばラーメン店では、浄水を使用することで小麦粉本来の香りや甘味が際立ち、雑味のないクリアな味わいの麺が実現します。さらに、残留塩素などの不純物が除去されることでグルテンの形成が安定し、コシの強い麺に仕上がるでしょう。

基本的には製麺時に加水率を高めても生地がダレにくくなるため、なめらかで艶やかな麺線が得られるようになります。実際にマルチピュアを導入している有名な製麺所では、業務用レンタル浄水器を使用することによって茹であがり後も歯ごたえと風味が長時間持続する特別な麺を作ることができました。

カフェ・バーなどの軽飲食業が業務用浄水器を導入するメリット(お客様満足度の向上のヒント)

飲食店向けの業務用浄水器の導入によって料理はもちろん、ドリンクの完成度も大きく向上します。繊細な味わいが際立ち、「美味しい」「味が深い」といった声を増やすことができるでしょう。

長期的な店舗運営において浄水器の導入は重要な投資となります。この章では、ドリンクの提供を主軸とした飲食店向けの業務用浄水器の導入メリットについて解説します。

メリット1.ソフトドリンク類から酒類まで、提供するすべての飲料の品質が向上する

たとえば無料で提供するお冷など、食事中以外の場面でも水の美味しさはお客様の印象を左右します。

あらゆるシーンで店舗のこだわりを見せることができます。業務用浄水器の浄水を使ったコーヒー、お茶、焼酎の水割りやお湯割りなど、すべてのドリンクの品質を格段にアップすることができるでしょう。

店舗体験とサービス全体の質を底上げできるため、ドリンクの提供を主軸とする飲食店では、たっぷり使える大容量の浄水器を導入することをおすすめします。

メリット2.悪評に対するリスク対策になる

飲食店において水の味や風味は、料理や接客と同じくらい店舗の評価に影響します。水がまずい、臭いと感じられると、途端に店全体の印象が悪くなり、料理やサービスの評価まで下がるリスクがあります。

とくに築年数が経過している物件では、配水管など水回りの設備が老朽化しており、不純物が混入しやすい状況にあることも少なくありません。

有害物質を約99%取り除くことができる浄水器を導入することで、「変な味がする」などのクレームの原因も取り除くことができます。お客様に安心して水を楽しんでもらえるだけでなく、店舗全体の信頼性の向上にもつながるでしょう。

メリット3.食材の鮮度保持を高めることで廃棄ロスを減らせる

不純物を徹底的に除去できる浄水器を導入すれば、葉物野菜は洗うだけでシャキッとした鮮度とみずみずしさを長く保つことができ、フルーツは自然な甘みや食感が際立つようになります。

食材の鮮度保持期間が延びることで廃棄ロスが減り、仕入れコストの削減にもつながるでしょう。食材の価値を最大限に活かし、地球にも優しい経済活動に貢献することができます。

飲食店向けおすすめ業務用浄水器の種類と特徴

レストランやカフェに向けて販売やリースのされている業務用浄水器には、店の規模、用途、求める水質によってさまざまな機種が展開されています。

機種は大まかには「品質重視型」と「容量重視型」という2つの考え方にまとめることができます。代表的な業務用浄水器のタイプごとに、特徴やメリット、設置時の注意点について解説します。

浄水器のタイプ1.除去対象物質と除去率にこだわった品質重視型の飲食店向け浄水器

トリハロメタンやPFASといった有害物質の除去性能に優れた浄水器の多くは、国際認証NSFの基準をクリアしています。NSFマークは消費者にとっても信頼の証となり、安心して飲食店を利用できる目印の役割を担います。

NSF認証を受けた高性能フィルターを搭載しているマルチピュアの業務用浄水器は、自社開発のブロック活性炭技術によって世界最高水準の除去項目と除去率を更新しつづけています。

さらに、フィルターの寿命が長く、カートリッジ交換やメンテナンスの手間も大幅に軽減できる設計です。水質の安定性と安全性を重視し、食材本来の風味を最大限に引き出したいと考えている自然派志向の店舗や、品質重視のカフェ・レストランにとくにおすすめの浄水器です。

浄水器のタイプ2.複数の厨房で長時間連続で運転しても水を供給できる容量重視型の浄水器

ホテルや大規模レストラン、セントラルキッチンで採用されやすい容量重視型の浄水器は、1分間に数十リットルの大量の水を処理できる設計となっています。

ピークタイムにも多量の給水を実現でき、複数のライン上での同時使用時にも安定して水が出ます。目詰まりしにくく、長時間の連続運転にも対応していることが多いでしょう。

最大の特徴は、除去性能よりも処理能力や耐久性、メンテナンスのしやすさを重視している点です。導入すれば業務効率化やコスト削減を実現できます。

飲食店用の浄水器の選び方のポイント

飲食店向けに展開されている業務用浄水器を比較検討する際には、店舗の規模や使用する水の量、設置場所、運用目的など、さまざまな観点から最適なシステムを選ぶ必要があります。

比較方法1.浄水器の容量とタイプで検討する方法

たとえば1日に50〜100リットルほどの水を使う中小規模のカフェやレストランなら、卓上据置型(カウンタートップタイプ)の浄水器でも事足ります。工事不要で置く場所を自由に変えられるため、限られた厨房スペースでも柔軟に設置できます。個人経営の飲食店ではとくに重宝されやすいタイプです。

既存の水栓に接続するだけで簡単に導入できるため、初期費用を抑えつつお手軽に使い始めることができます。また、フィルター交換もカートリッジ方式なので、メンテナンスの負担が少なく済みます。

産業用の大型浄水システムをおすすめする場合とは?

一方、1日200リットル以上の大量の水を使う大規模店舗や、複数の調理場があるレストランやセントラルキッチンなどでは、産業用の大型浄水システムが必要となるケースもあります。

大型浄水システムは、目安として10L/分以上の高い流量に対応し、複数箇所への同時配水や厨房全体への安定した供給が可能となっています。ろ材の容量も大きく、長期にわたって浄水性能を維持できます。

設置には専用スペースや配管工事が必要となるため初期費用は高くつきますが、長期的に見れば運用コストや業務効率、衛生管理の面でコストパフォーマンスの良さを感じられるでしょう。

比較方法2.浄水性能で検討する方法

浄水性能で浄水器を選ぶ際には、表示されている数字の信頼性をチェックする必要があります。除去項目数や除去率などの数字だけでなく、性能検査を実施した認証規格(NSFやJISといった第三者機関)をかならず確認しましょう。

適切な浄水器を導入すれば、健康被害を防げるだけでなく、料理や飲み物の味や香りが安定するようになります。衛生面でも、細菌やカビの発生リスクを抑え、食材の鮮度保持や厨房機器の劣化防止にもつながるでしょう。

契約形態の検討にも注意(飲食店用レンタル浄水器やリース浄水器について)

はじめて飲食店で浄水器を導入するなら、初期費用0円、カートリッジ交換費用0円、更新費用0円で手軽に始められるマルチピュアのレンタル浄水器がおすすめです。

最新機種を定額で利用でき、交換時期になったらフィルターカートリッジが自動的に郵送されてきます。忙しい店舗でも安心して高品質な水を使い続けることができるでしょう。

月額税込3,300円だけでレンタル可能(初期費用も更新費用も0円)

マルチピュアのレンタル浄水器は、月額3,300円(税込)の定額料金のみで利用できる高性能浄水器です。

フィルター交換や定期メンテナンスも月額料金に含まれるため、追加費用や無駄な手間が発生しません。契約期間の縛りもなく、必要に応じていつでも無料で解約できます。店舗の経営状況に合わせて柔軟にご利用いただけます。

マルチピュアの業務用浄水器と他社メーカーの浄水器の違い

業務用機種「MP880SC」(左)、ご家庭用レンタル専用機種「MP400SC」(右)
どちらも同一料金でご利用いただけます。

マルチピュアの業務用浄水器は、他の業務用浄水器と比べて「浄水性能の高さ」が大きな特徴です。一般的な浄水器はコストや容量を重視し、塩素や濁度など最低限の除去性能にとどまることが多いですが、マルチピュアは102項目の有害物質を約99%除去できる高性能を誇ります。

さらに、初期費用0円、月額定額、フィルター交換無料など、導入や運用のしやすさも魅力のひとつです。お水の品質にこだわる飲食店や、自然派・健康志向の店舗にはとくにおすすめの浄水器であると言えます。

カフェ・レストラン向け業務用浄水器の比較表(容量順)

メーカー機種名容量(カートリッジ寿命)除去項目数本体価格(目安)
メイスイNFX-LZ約 60,000L・JIS 8項目
・JWPAS 1項目
7万3,700円
クリンスイMP02-4約 50,000L・JIS 4項目6万6,550円
エバーピュアET3000013約 34,000L・NSF 7項目23万3,888円
マルチピュアMP880SC約 23,400L
(1日65Lで12か月)
・NSF 102項目3,300円(月額レンタル)
※12ヶ月で、3万9,600円(初回2ヶ月無料分を含めず)
シーガルフォーX-1B(SS)約 3,800L
(1日10Lで12か月)
・NSF 4項目
・JIS 6項目
18万5,680円

※詳細は各メーカーの製品ページにてご確認ください。

エバーピュア、シーガルフォー、マルチピュアのみ、国際基準NSFの認証試験をクリアしています。 そのほかの浄水器は日本国内で従来より一般的な「JIS S 3201家庭用浄水器試験方法」にもとづいて検査が実施されています。

飲食店向け業務用浄水器ならマルチピュア

カフェやレストランにぴったりなマルチピュアの業務用浄水器は、102項目の有害物質を高精度で除去できる能力を持ちながらも、業務用に耐え得る容量をしっかり兼ね備えた高機能浄水器です。

マルチピュアの業務用浄水器を導入するメリット

  • 月額料金にすべての料金が含まれるシンプルなお支払い設計
  • 初期費用0円、交換用のフィルターカートリッジ0円
  • フィルターカートリッジは年に一度、自動配送(無料)
  • 万が一の破損時にはすぐに交換サポート(無料)
  • どのような設備にも後付で自由自在に取り付け可能
  • オプションで設置のアウトソーシングサービス有り
  • いつでも追加・解約できる

オンラインのお客様サポートからもお問い合わせいただけます。ささいなことでも、お気兼ねなくぜひご相談くださいませ。

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