2023.08.24
マルチピュアは銀イオン不使用の浄水器でしょうか?
MULTIPURE(マルチピュア)では、お客様からいただく個別のお問い合わせについて、よくある内容をまとめてブログ内に公開しております。一覧はこちらよりチェックできます。
今回は、銀イオンについてです。安全な浄水器を選ぶための基準のひとつに「銀イオン不使用」を据えられているお客様は多くいらっしゃいます。この記事では、一般的な浄水器にはなぜ銀イオンが使用されているのか、浄水器メーカーならではの視点で解説します。
アメリカ製の浄水器と日本製の浄水器のAg+使用に関する違い

アメリカでは銀イオンは殺虫剤にも使われている物質であり、危険性が広く認知されています。
非常に厳しい規制がかかっており、たとえば銀イオンの使用者には当然のように使用についての登録義務があります。製品説明書への記載も必須です。
アメリカではこのように消費者も銀イオンの使用・不使用について細かくチェックできる体制が整えられています。
ところが日本では、使用登録も、説明書への記載義務もありません。銀イオンの使用について消費者が自力で調べることはほとんど不可能な状態となっています。
もしも知ろうと思えば、一件ずつ製造企業に問い合わせるしか手がありません。手間と時間がかかる上に、ある中空糸膜を使用した浄水器メーカーに弊社から問い合わせてみたところ、なんと返信はありませんでした。
参考:米国EPA(環境保護庁)発表の「銀の再登録適格性決定書 (RED)」
EPAの制度では、殺菌や防腐などの目的で銀イオンを放出する製品は「殺虫剤(pesticide)」として取り扱われます。
これは、製品の成分や機能が微生物の増殖を防いだり殺したりする目的で設計されている場合に該当します。そのため、銀イオンを利用して微生物の増殖を抑える浄水器は、たとえ浄水器であってもその機能がある限り「殺虫剤」と見なされます。
安全性確保のため、こうした製品を使用する場合には原則としてEPAへの登録が必要です。*1
*1 U.S. Environmental Protection Agency (EPA). Reregistration Eligibility Decision (RED) for Silver. EPA 738-R-93-031, September 1993. Available at: https://archive.epa.gov/pesticides/reregistration/web/pdf/silver.pdf
日本で販売されている浄水器のフィルターには抗菌・殺菌・防腐のために銀イオンが使用されているケースが多い

日本で販売されている浄水器のフィルターの多くに、説明書には使用の記述がなくとも、銀イオンが使われています。
とくにフィルター素材として中空糸膜やセラミックを採用している浄水器は、多孔質で水が滞留しやすいため微生物が増えやすく、消毒用にたいてい銀イオンが添加されていると言っても過言ではありません。
抗菌・殺菌作用のある銀イオンが微量ずつ放出されることで、バクテリアの細胞膜や酵素、DNAに作用し、増殖を抑える効果があります。さらに防腐性を高める効果もあり、フィルター寿命を延ばす役割も果たしてくれます。
そのため多くの浄水器に銀イオンが使用されているのが現状です。*2
*2 Sharma VK, Yadav A, Gade A. Silver nanoparticles: Green synthesis and their antimicrobial activities. Adv Colloid Interface Sci. 2009;145:83–96. doi: 10.1016/j.cis.2008.09.002. PMID: 19157555.
活性炭フィルターでも銀イオン不使用ではバクテリアが増殖しやすいことに注意
中空糸膜やセラミックだけでなく、活性炭フィルターを採用している浄水器メーカーでも、銀イオンを使用している場合が少なくありません。
粒状や砂状など、活性炭にもさまざまな形状がありますが、密度の高いブロック活性炭以外のフィルターでは概して内部環境が細菌の温床になりやすく、衛生環境を維持するために銀イオンを使用せざるを得ない状況が見られます。
ブロック活性炭のマルチピュアは「銀イオン不使用」の浄水器です。

1970年に世界で初めてブロック活性炭の実用化に成功したマルチピュアの浄水器は、製品の開発当初から銀イオンを一切使用しておりません。
むしろ、使う必要がないという言い方もできます。日本の多くの浄水器に使用されている銀イオンを、なぜマルチピュアの浄水器だけは不使用でも衛生環境を維持できるのか?
ブロック活性炭フィルターの基本的な性質について以下で確認しましょう。
マルチピュアの浄水器が銀イオン不使用でも安全に利用できる理由

世界中には1万種類以上のバクテリア(細菌)が存在しますが、そのどれもがおおむね1μ(ミクロン)前後のサイズです。
どのメーカーのフィルターよりも密度の高いマルチピュアのブロック活性炭は、フィルター内部の隙間が最大0.5μ(ミクロン)よりも小さくなるように設計されています。
ですから1μ(ミクロン)もある細菌が、フィルターの内部に入りこむ隙はなく、内部で繁殖するリスクもありません。高度な技術開発によって銀イオン不使用を実現しています。
水道水に混入するバクテリアを除去できる浄水器は世界でたった1つ

現在、国際機関NSFに認証されている浄水器は世界で16,243機種ありますが、そのうち、鉛と原虫まで除去できる浄水器は1,044機種となります。
そして、バクテリアなどの有害物質まで除去できる製品は、マルチピュアの1種類のみです。世界ナンバー1の浄水性能を持つことが第三者機関によって明らかにされています。
銀イオン使用・不使用の浄水器を見分ける方法

たとえば活性炭フィルターでも粒状の場合、構造上、粒と粒との間にスペースが生まれます。そこに細菌が入り込みやすくなります。
このように密度の低いフィルターを内蔵している浄水器には、細菌繁殖のリスクがともなうため、銀イオンが使用される傾向にあります。
日本販売の浄水器で、説明書に銀イオンの使用の有無が表記されていない場合、フィルター素材を確認することで目安としてある程度の予測を立てることができます。
妊婦様にもお子様にも安心◎銀イオン不使用のマルチピュアに変えよう

独自開発した高密度のブロック活性炭を内蔵しているマルチピュアは、銀イオン不使用です。その有害性の有無について心配する必要はありません。
妊婦の方やご高齢の方、お子様、ペットのいらっしゃるご家庭でも、安心して設置いただけます。
本体購入はもちろん、お得な公式レンタルも
マルチピュアジャパンでは、月額3,300円だけで浄水器が使い放題になる公式レンタルサービスを実施しております。
初期費用も更新費用も一切かかりません。あなたもぜひ、マルチピュアのある暮らしを体験してみませんか?
まずはお気軽に、製品のご案内資料(無料ダウンロード)をどうぞ。
