古庄佳苗さんインタビュー第1回 「それじゃ、自分で作るしかない!」

古庄佳苗さんインタビュー第1回 「それじゃ、自分で作るしかない!」

Share on FacebookTweet about this on Twitter

写真にあるやさしい笑顔の女性は「フラワーショップわなびや」のオーナーで、フラワーデザイナーの古庄佳苗さんです。

12月にクリスマスリースの作り方を教えていただいたときに、古庄さんのやわらかな雰囲気と芯の通った人となりに触れて、古庄さんご本人にとても興味を持ちました。

12月の特集記事:「オーガニックフラワーでクリスマスリースを作りました」

「もっと古庄さんと話したい!」と思い、改めて「フラワーショップわなびや」にお伺いしました。

わなびやでは、まだ耳慣れない「オーガニックフラワー」と呼ばれるお花も取り扱っています。
それはどんなお花なのか、わなびやを開くまでの道のりなど、聞けば聞くほど興味深いことばかり。
そのおはなしを、この特集で2回にわたってお送りします。
 
第1回 「それじゃ、自分で作るしかない!」(2016年1月28日更新)
第2回 「物置だったプレハブが我が家」(2016年2月3日更新)
 
今回は、そんな古庄佳苗さんのインタビュー第1回目です。

安心なお花

―わなびやで扱っているオーガニックフラワーとは、どんなお花なんでしょうか。
 
化学農薬不使用、肥料は使用しないか、または有機肥料を使って育った花のことを、オーガニックフラワーと呼んでいます。
まだ認証がないのであまり知られていませんが、土を汚さず、環境にやさしいお花として徐々に広まっています。
 
―リース作りを教えていただいたときの材料もオーガニックフラワーでしたね。

そうです。たとえば、わなびやではオーガニックの国産コットンを扱っています。
通常のコットンは、たくさん農薬を使って外国で大量生産されています。効率はいいけれど、環境にはよくないです。

国産コットンは、春に種をまいて11月くらいにやっとつぼみが弾けます。オーガニックフラワーは手間も掛かるし、国産のものは本当に希少です。

でも、花を作る人、その花を活けたり眺めたりする人、すべての方の生活と健康を考えた「安心なお花」なんです。

 
wamen
 

オーガニッククフラワーを扱うことについて

―オーガニックフラワーに対して、お客さんの反応はいかがですか。
 
もともとオーガニックに関心がある方もいますし、お花は食べ物じゃないから、農薬のことを考えたこともなかったし、必要性を感じないという反応の方もいらっしゃいます。
 
―関心がない方にはどんなアプローチをされるんですか。
 
お店を始めたときは、お花の種類も10種類置けるか置けないかくらいだったので、入ってきたお客さんに「何屋さんですか?」って質問されることもありました。でもそんなときこそ「よし!」と思って、オーガニックフラワーについて説明します。

お花も野菜と同じで土からできるから、地下水に入った農薬は、巡りめぐって自分たちの食卓にあがってくる。だから、気づいたときから行動していこうと思っているというお話をしています。

「それじゃ、自分で作るしかない!」

―どんなところからオーガニックフラワーに興味をお持ちになったんですか。
 
もともと植物が好きで、大学では新しい花を作るために品種改良などをやっていました。でも、私自身は研究を続けるよりは、人と接してお花のはなしをしたり、学んだことを人に伝えたいと思って、卒業後は生花店に就職しました。

そこで7~8年勤めているときに、農薬を使ってお花を育てていることをはじめ、仕事内容が環境の面でだんだん気になってしまったんです。

 
temo 640_425
 

―それでオーガニックフラワーに出会ったんですか。
 
いいえ、無農薬の花を扱いたくて調べたら、無農薬の花を作っている人がみつからなかったんです。
オーガニックフラワーを作っている人がいなければ、花屋でも扱えない。
「それじゃ、自分で作るしかない!」と思い、花屋を退職して、農業の道を模索し始めました。
 
wanabiya_pink_ngreenpa_o
 

「ないなら自分で作るしかない!」と、生花店から農業の道へ大きな方向転換をすることにした古庄さん。その行動力に驚きです!新しい世界に飛び込むときに迷いはなかったのでしょうか。

第2回目では、そのときの気持ちや実際の農業経験、子育てについてもお聞きしました。
 

おはなしは次回につづきます

第2回 「物置だったプレハブが我が家」(2016年2月3日更新予定)

Share on FacebookTweet about this on Twitter

関連記事