ノニフェノール

除去率 >97.5%
原水濃度 1400mg/L ±20%
浄水許容濃度 0.0002mg/L
水道水への暴露 ノニオン性界面活性剤の一種であるノニルフェノールエトキシレート(ノニルフェノールとエチレンオキシドを反応させると得られる)やゴム用老化防止剤、酸化防止剤のTNPP(Tri nonyl phenyl phosphite)の原料として用いられる。
人体への影響 1991年にタフツ大学のアナ・ソトーとカルロス・ソネンシャインが行った乳癌細胞を増殖させる実験中に、エストロゲンを投与しない試料にも異常増殖がみられた。 ヒト乳癌細胞のMCF-7はエストロゲンが存在するときのみ増殖する。MCF-7が増殖した理由は、弱いエストロゲン様作用を有するノニルフェノールが試験器具から溶出したためと指摘された。内分泌撹乱物質(環境ホルモン)の疑い。